38歳の棚卸し〜実家と不登校と〜

不登校サバイバーが当時を振り返ります。

世間体

不登校だった時いちばん感じたこと。


「親は、子どもより

世間体が大事なんだな」


親がいつもいつも気にするのは、

他人の目。


一体誰なんだかわからない

「世間様」。


目の前にいる私を殺す勢いで

貶し責め立てる。

それであんた達は結局、

何を守りたいの?

自分でしょ。


わかってるよ。

愛なんかじゃないこと。

普通の、いや、優秀な子が欲しかった。

そんな願いが透けて見えてる。

ねぇ、自分は何も成し遂げられないから、

一発逆転したいだけでしょ?

それが、普通どころか普通以下、

学校さえ行けない私だったから、

受け入れられなかっただけでしょ?


全部、不登校の私のせいにして。

全ての原因を私のせいにして。

自分達が何も出来ないこと、

見て見ぬふりしたんでしょ。

私のせいにすれば、

可哀想な、健気な、一生懸命な、

優しい、子ども想いな、、、

って形容詞がつく親に見えるもんね。

その姿を周りにアピールすればいいもんね。


「悪い子」

にされた私の心なんか、

どうでもいいよね。

どれだけ辛かったか、傷ついたか。

親は何も知らない。理解しない。


だっていつだって気にしてるのは、

親である「自分」が

周りからどう見られているか。

それだけだから。