38歳の棚卸し〜実家と不登校と〜

不登校サバイバーが当時を振り返ります。

優しい世界

「姉妹差別が辛かった」

と私が話しても、

「あなたも親になったんだから

わかるでしょ。

姉妹仲良くしてほしい」

としか言えない母。


今まではずーーーーーっとそうして

親を優先してきた。

でも姉妹差別をする親が、

いつか孫差別をするんじゃないか。

そう思ったら、

私は私の心を無視できなくなった。


そうして、私は親と絶縁した。


そこからもうすぐ2年。


私の世界は変わりかけている。


最初はとても辛かったけど、

今は心底よかったと思う。


あのまま、

他人優先の生き方をしていたら

自分の家庭も壊れていたと思う。


私は人が怖くて怯えていて、

ウサを晴らすように子どもに当たり、

愚痴や不満でいっぱいの毎日を過ごし、

自己犠牲しなきゃ生きられないと

死んだように生きていたと思う。


人とは協力できるし、

人は優しいし、頼っていいし、

甘えていいし、バカになんてされないし、

一緒に笑って泣いて楽しめること、

知らずに死んでいたと思う。


怯えた親に押し付けられた世界、

違う!嫌だ!って思うなら、

その心に従うほうがいい。


自分が思う方へ。

他の誰でもない自分で生きる。

そうしたら、

奪わない、傷付けない世界に行ける。